第2回 至誠館大学公開講座
第2回は、「発達心理学からみた子どものこころの障害と支援」と題し、廣瀬春次先生にご講義いただきました。
まず、子どもの精神的な問題は、①発達障害と、②こころの働きの問題に分かれるということでした。そして当日は、そのうちの①について、ASD、ADHD、SLDの3つをとり上げ、解説していただきました。
先生は、医療分野の方ではありますが、実際の事例やフリートークなども交えながら、とてもわかりやすくお話しいただいたので、何人もの子どもの顔を浮かべながら、聞くことができました。
最後に、こういう子は所属や居場所をなくしやすいので、まず社会が変わっていくことが2次障害を防ぐことにつながると話されました。例えば、まだまだ十分とは言えないまでも、なまけ病と言われていたうつ病が社会的に認知され、理解が広がってきたように、発達障害に対する理解も広げる必要があるということでした。
先生は後半長門編の1回目(10月16日)にも登壇され、今度は前述の②についてお話しくださいます。その回も、とても楽しみになりました。