【11月13日「子どもの問題」啓発セミナー開催】
パルトビアやまぐち防長青年館において、県内のNPO団体や行政、関係者などが集まり、貧困問題への取組紹介や解決へ向けての意見交換を行いました。予想を上回る60名近くの方が参加され、貧困問題への関心の高さを感じました。
事例紹介では、岩国市のNPO法人とりでの金本理事長から、援助ホームなどの取組、学習支援や食事支援の様子をご紹介いただきました。子どもたちに寄り添った支援の大切さを話されました。
次に県内でもいち早く学習支援支援を始めた宇部市の取組を地域福祉課の野村係長とNPO法人ライフワーク支援機構の竹内理事長から説明していただきました。私たちのプロジェクトを始める前にも相談させていただき、参考にさせていただいています。
3番目は下関の、高齢社会をよくする下関女性の会の田中代表から、元々の活動を元に、地域で子ども食堂を実施して子どもや保護者、そして地域を元気にしていくとのお話で、さらに今後も拠点を増やしていく予定だそうです。
次に、こども明日花プロジェクトにご協力いただいている牛見弁護士から、子どもの貧困問題の解決の必要性についてお話しいただきました。現状や課題について本当にわかりやすく説明していただき、支援を必要とすると思われる人には、一人ひとりが気に掛けて、声をかけていくこと、失われた地域のつながりを取り戻す必要がある、とお話いただきました。
その後の意見交換では、会場からも発言が続き、様々なお話や思いを聞くことができました。支援が必要な子どもに、支援の輪をどう届けるか、など課題はたくさんあります。
最後に、今後も県内各地で「啓発セミナー」を継続して開催することでネットワークを広げていくことを提案して、閉会しました。みんなで頑張っていきます。