1月21日 【「子どもの問題」啓発セミナーin下関を開催しました】
【1月21日 「子どもの問題」啓発セミナーin下関】開催!
下関市生涯学習プラザで、県内4カ所目の啓発セミナーを開催、35人の参加がありました。
前半は、3人の講師による基調講演「現場からの報告」。
岩金俊充さんはスクールソーシャルワーカー(SSW)の役割の紹介と、問題を抱えた子どもと親の立ち直りのために、徹底した支援に取り組んでおられる様子を紹介していただきました。学校における専門職であるSSWの配置促進が必要です。
20年以上、不登校や引きこもりの支援に取り組んでおられる、石川章さんは、現在は下関市からの委託を受けて生活困窮世帯の子どもたちの学習支援も行っておられます。子どもを孤独にしてはいけない、また親を責めるようなことがあってはいけない、といろいろな事業を立ち上げておられ、特にあいさつ、ねぎらい、感謝が大切と話されました。
昨年から子ども食堂を始められた近藤栄一さんは子どもの心の捉え方や、自分ができることから始めることが大切と、夜の見回りなどの活動についても紹介されました。会話や様々な関わりなどのコミュニケーションを通じて、子どもたちの心にエネルギーを補充すること、また家庭内では親子、夫婦が仲良くすることが大切である、と伝えてくださいました。
前半が終わったところで、会場の皆さんには近くの席の人と、基調講演を聞いて感じたことなど、互いに話し、共有してもらう時間を持ちました。後半は意見交換として、3人の講師を中心に、支援を必要としている子どたちへのアプローチの仕方などについて、お話ししてもらい、また、会場の方は既に子どもたちへの支援に取り組んでおられる場合が多く、その活動に関して講師に質問してもらいました。
下関市では、子どもの支援に関する様々な活動が実施されており、私たちにとっても学ぶことの多い機会となりました。今後も連携して、支援の輪が広がるように協力していきたいと思います。