5月14日は「こども明日花プロジェクト」の誕生日!
2016年(平成28年)5月14日、「こども明日花プロジェクト」発足式を行いました。
あの頃、山口県内で「こどもの貧困問題に取り組む」はまだあまりなかったと思います。
「30人くらい集まってもらえるか」と思っていたところ、参加者120人、テレビも新聞もたくさん取材がありました。
実際には7月から「無料学習会(昼食付き)」「こどもの居場所づくり(夕食付き)」の活動が始まり、約9年間、毎週、続けていることになります。
2018年12月から「こども食堂」、2019年6月から「学校朝ごはん」、そして、2020年2月新型コロナの感染拡大後、同年5月ひとり親家庭への食支援「みんなにエール!弁当」「ごちそうさまプロジェクト」を開始しました。
「学校朝ごはん」はコロナ禍は休止しましたが、今朝(5月14日)も小郡中(クリームシチュー)、宮野中(パンと果物)と継続しています。
「みんなにエール!弁当」は毎年5,000個、5年で25,000個を配布、
「ごちそうさまプロジェクト」は県内を対象にひとり親家庭に食品の詰め合わせや食事券、商品券、新米をプレゼントしており、これまでの計6回、のべ4,000家庭にお届けしました。
また、2020年12月は「サンタのケーキ便」としてひとり親家庭にクリスマスケーキ100個をプレゼントし、その後、300個に増やし、5年で1,250個のケーキをお届けしました。
2018年から始めた「こども食堂」は、地域の人的関係が薄れていく中、お節介なおじさんやおばさんが「頼まれてもいないのに」こどもたちのためにと、こども食堂を運営する、これこそが「地域がこどもたちを見守り支える仕組みづくり」として位置づけ、こども食堂の普及啓発に取り組み、現在も全国1万か所の仲間たちと一緒に励まし合いながら、活動を続けています。
今年度は、日本財団子ども第三の居場所助成事業の採択を受け、現在、山口市大内地区で「こどもの居場所づくり(拠点)」に取り掛かっております。
この事業も皆様の御支援をいただき、着実に進めていきたいと思います。今後の情報発信をお待ちください。
以上、主な活動について紹介しましたが、「こども明日花プロジェクト」は当初から、「こどもへの支援」とともに、「ファンドレイジングによる(行政に頼らない)資金調達」を掲げており、「子どもの未来応援企業」として、長年、継続支援いただいている、㈱池田建設様、サン・ロード㈱、㈱TAMARU様の3社を始め、この9年間、本当に多くの個人と企業の皆様方に御支援をいただきましたことに改めて感謝申し上げたいと思います。
お寄せいただいた「御寄付=御期待」に沿えるよう、今後もより一層、励んでいきたいと思います。
今後も御理解と御支援をよろしくお願いします。
来年は「10周年」となります。活動当初、考えていた10年後とは、少し様子は変わってきておりますが、目の前の、こどもたち、課題にひとつひとつ取り組んでいき、少しでも「よくなるように」がんばっていきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
2025年5月14日 こども明日花プロジェクト 代表 児玉頼幸