新着情報
【明日花レポート2月10日】
市内3カ所のさくらさく学習会では、私立高校の合格発表の嬉しいお知らせが何件か届きました。 学生ボランティアの中には、受験に向けて毎週のように通ってきてくれた学生もいて、子どもにとってもとても心強いサポートでした。 本人の様に喜ぶボランティアさんの顔を見て、なんてすばらしい関係なんだろう、と涙がでそうでした。 この日は、卒業する4年生のお別れ会の日でもありました。 明日花の立ち上げ当初から関わってくれている4年生。子どもたちとも信頼関係かでき、4年生が活動の中にいてくれるだけで、場が安心できる場所へとなっていました。そんな4年生も、もう卒業。子どもたちにも「別れ」というけじめもしっかし体験してもらい、ありがとうと頑張っての気持ちで送り出そうということでお別れ会を計画しました。 まず、卒業生にあげるレイ作り。スタッフの一人が材料をそろえ、子どもたちみんなで手作りをしました。また、各学習会やなのはなクラブで、メッセージカードを書いてもらい、それを色紙に貼ってサプライズのプレゼントも用意しました。また、高校生も手伝って、みんなでカレーを作りました。 ばたばたの準備でしたが、みんなで何かを準備するというのも楽しく、子どもたちも率先してお手伝いしてくれました。 なのはな史上最多人数でわいわいガヤガヤカレーを食べたあと、卒業生からの一言。明日花が彼らにとって、かけがえのない一部となっているんだな、と心から感じることができました。そして、子どもたちもその言葉を聞くことができてよかったのではないかな、と思います。サプライズで用意していた、レイと色紙も渡すことができ、卒業生のたくさんの笑顔を見ることができました。 そして最後に、卒業生へ向けての「なのはなクイズ!」「なのはなハウスに部屋は何部屋ある?」「今日の小学生の人数は?」「今日食べた料理は?」「山口市の花は?」最後の問題が一番難しい様でした。 実はなのはなハウスの「なのはな」は山口市の花「菜の花」からとっているのです。 「ヒント!ここにある!」と言っても、皆の頭の中は「?」でした。笑 楽しい時間は過ぎ、最後は代表からの激励メッセージ。「いつでも明日花にもどっておいで」という言葉を贈り、会は終了となりました。卒業生にとって、明日花での経験が種となり、たくさんの花を咲かせますように、そして学生との出会いの種も子どもたちの中で育ち、花をさかせますように、という思いで4年生を送り出しました。
【地域コーディネーター専門研修を開催しました】
【活動報告】 子どもの貧困問題に取り組む地域コーディネーター養成研修〈専門研修〉を開催しました。 昨年9〜10月の基礎研修に続いて、2月3日宇部市、4日周南市は、こどもソーシャルワークセンター代表の幸重忠孝さんに講師をしていただきました。地域コーディネーターとして、こどもたちと支援をつなげる役割について、そして京都や滋賀での取り組みの事例を紹介していただきました。2月10日岩国市、11日萩市は、川崎医療福祉大学の直島克樹さんから、学生たちとともに、また地区社協や地域との連携による、トワイライトや様々な取組について、2時間ぶっ通しで熱く語っていただきました。 子どもたち一人ひとりを尊重しながらともに歩むお二人の活動、熱い思いの込もった一言一言が心に響き、わたしたちもとてもよい刺激と影響を受けました。 後半は各会場とも、支援事業の計画づくりのグループワークに取り組み、参加者どうしで活発に意見を出し合って、様々な事業計画が出来上がり、講師からもすばらしい評価をいただきました。 4会場、合計で約150人の参加者があり、関心の高さと積極的な取組姿勢がとても心強く、今後の展開が期待できるとともに、各地域の市町と連携して、事業に結びつくように、私たちもフォローアップすることが必要だと考えています。今回の参加者の皆さんの期待に応えるように、今後とも日々の活動に加えて関係づくりを進めてまいります。
【明日花レポート2月3日】
寒さが大変厳しくなってきました。路面が凍結する日も今年は多いですね! 節分の日、次の日が立春ということで、学習会によっては恵方巻が振る舞われたところもありました。 私立の高校受験は終わり、あとは公立の試験です。中3生は他の学年の生徒とは違い、勉強にも熱が入りました。 なのはなハウスでは、ピーナツで豆まきをすることになり、急遽鬼が必要とのことで、手作りのお面をこしらえ、大学生に鬼の役をやってもらいました。子どもたちはきゃーーー!と言いながら楽しそうに豆を投げつけていました。 今年もなのはなのみんなが健康に笑顔で過ごせますように、心のなかで願った豆まきでした。
【明日花活動レポート1月27日】
いよいよ大寒の季節になってきました!雪が積もるなかでも来てくれました。 1月27日のさくらさく学習会は3カ所での開催。いずれも、中学生の参加が主でした。 去年の2月から行っている市内2カ所の学習会では、ボランティアの学生とも信頼関係ができて、とてもよい雰囲気で会が進んでいます。ボランティア同士で助け合ったり、子どもたちも教えあったり、、と。雰囲気が良くないと子どもも来ないですからね。雰囲気のよい学習会を目指したいと思っています。 なのはなクラブでは久しぶりの顔もあり、みんなでご飯を囲めてよい時間がすごせました。 寒い時だからこそ、あったかいごはんをみんなで囲む、、、その一瞬、一瞬の積み重ねが大事ですね!
【子ども食堂「宮野なかよしクラブ」訪問(1月27日)】
山口市宮野の子ども食堂「宮野なかよしクラブ」は、地区にある老人福祉施設の施設長さんから「カレーライス」を提供するので、子どもたちに食べさせてあげてほしい、との申し出があり、宮野地区社協が関係団体の皆さんに呼びかけて、昨年11月からスタートしました。 毎月1回で、今日は十数名の子どもたちが参加して、カレーライスをいただいた後で、宮野地区の話を地元の方からお聞きしました。事務局の方は食事と地域の方との交流、そして学びを盛り込みたいという思いを持っておられ、多くのボランティアの方々が参加され、子どもたちも元気に挨拶していました。 宮野地区には昨年11月からもう一つの子ども食堂が始まっており、地区内で互いに連携して取り組んでおられます。今後も、子どもたちを思った活動が期待されます。
【明日花活動レポート1月20日】
いよいよ寒くなってきました!インフルが猛威をふるっておりますが皆様お風邪などひかれてないですか? 学習会もボラやスタッフがインフルで出られなかったこともあり、前日、当日に臨機応変にボランティアさんも変更に応じてくださり、本当にたすかりました。 この日はさくらさく学習会の昼食で、子どものリクエストメニューを実践してみました。 家庭の事情やその他で、なかなか勉強をするまでまだたどり着けない子どもたちもいます。学習会では、前々から子どもたちに何が食べたい?と聞いていました。子どものリクエストで多かったのが、「チキンチキンごぼう」。山口の給食から始まった、今では郷土料理?のようにもなっています。 ただ、肉を買うのが高いので、尻込みをしていたのですが、調理ボラさんのアイディアにより、今日念願のチキンチキンごぼうをお昼に出すことができました!子どもたちも大喜びでした。 活動に関わってみると、一見普通に見え子どもたちでも、実はごはんを食べていなかったりします。おいしい料理をみんなで食べる、それだけでとてもすごいことなのだ、と考えさせられます。
1月21日 【「子どもの問題」啓発セミナーin下関を開催しました】
【1月21日 「子どもの問題」啓発セミナーin下関】開催! 下関市生涯学習プラザで、県内4カ所目の啓発セミナーを開催、35人の参加がありました。 前半は、3人の講師による基調講演「現場からの報告」。 岩金俊充さんはスクールソーシャルワーカー(SSW)の役割の紹介と、問題を抱えた子どもと親の立ち直りのために、徹底した支援に取り組んでおられる様子を紹介していただきました。学校における専門職であるSSWの配置促進が必要です。 20年以上、不登校や引きこもりの支援に取り組んでおられる、石川章さんは、現在は下関市からの委託を受けて生活困窮世帯の子どもたちの学習支援も行っておられます。子どもを孤独にしてはいけない、また親を責めるようなことがあってはいけない、といろいろな事業を立ち上げておられ、特にあいさつ、ねぎらい、感謝が大切と話されました。 昨年から子ども食堂を始められた近藤栄一さんは子どもの心の捉え方や、自分ができることから始めることが大切と、夜の見回りなどの活動についても紹介されました。会話や様々な関わりなどのコミュニケーションを通じて、子どもたちの心にエネルギーを補充すること、また家庭内では親子、夫婦が仲良くすることが大切である、と伝えてくださいました。 前半が終わったところで、会場の皆さんには近くの席の人と、基調講演を聞いて感じたことなど、互いに話し、共有してもらう時間を持ちました。後半は意見交換として、3人の講師を中心に、支援を必要としている子どたちへのアプローチの仕方などについて、お話ししてもらい、また、会場の方は既に子どもたちへの支援に取り組んでおられる場合が多く、その活動に関して講師に質問してもらいました。 下関市では、子どもの支援に関する様々な活動が実施されており、私たちにとっても学ぶことの多い機会となりました。今後も連携して、支援の輪が広がるように協力していきたいと思います。
【明日花レポート 1月13日】
学習会は、推薦受験も始まり、いよいよ受験モード!という感じの学習会です。 受験勉強から、面接の練習をしたり、あとは風邪をひかない対策も必要ですね。 なのはなハウスでも、午前中に引き続き面接の練習を行いました。大学生が面接官となり、面接の練習をします。 質問を考えたり、マナーを調べたり、、、大学生の方も一生懸命です。 実際の準備も大事ですが、一生懸命取り組んでくれた、という大人の存在だけでやる気が湧いてくるのではないかな、と思いました。 残り少ない準備期間、伴奏していきたいです。
【学習会・居場所つくり35週目 1月6日】
新年あけましておめでとうございます! 1月6日は新年最初のさくらさく学習会となのはなクラブの日でした! 休み明けに元気な子どもたちの姿をみるとホッとします。 各学習会では、冬休みの課題を終わらせたり、受験勉強をしたりしました。 今年の抱負を書いてもらった学習会もあり、様々な願いに笑みがこぼれました。 寒い中、温かいごはんを作ってくださる調理ボラさんにも感謝です。 なのはなハウスでは、新年メニューでお餅がでました。いただいたかき餅を揚げて、それをお汁の中に入れると本当に美味しかったです。 ずっと居れなくても、顔だけ覗いてくれる子もいたりして、嬉しかったです。 さて、今月の1月21日(金)に下関で「子どもの問題啓発セミナー」がおこなわれます。 県内や下関で活動されているNPOやスクールソーシャルワーカーの方々の話を聞いたり、意見交換するとてもよい機会です。 ぜひご参加ください。「こどもの貧困問題」よく聞くフレーズになりましたが、実態、現状はどうなっているか分からない方も多いとおもいます。こども明日花プロジェクトとしても、把握しきれていない部分が沢山あります。また、貧困問題の背景は大変複雑ですが、こども個人、親、そして家庭だけの問題ではないことも確かです。社会的要因の解決に取り組むことは、大変難しいですが、一体何が「こどもの貧困」を起こしているか、の話をすることも大事だと日々感じています。 「子どもの問題」啓発セミナーin下関市 開催 ~どんな環境に生まれ育っても、子どもが明日に希望を持てる社会を~ 日時・場所 平成30年1月21日(日)午後1時30分~4時30分 「下関市生涯学習プラザ」多目的ホール(下関市細江町3-1-11) 1基調講演「現場からの報告」各30分 ① 岩金俊充(やまぐち総合教育支援センタースクールソーシャルワーカー) ② 石川 章(NPO法人Nest 代表理事・スクールソーシャルワーカー) ③ 近藤栄一(天理教廣関分教会・里親・こども食堂ジョイアスキッチン) 2意見交換「子どもの貧困問題への今後の取組」 基調講演の講師や地元関係者による 参加者(60名程度)行政機関、市町地区社協、関係団体、ボランティア、県内各大学など ※参加自由(無料)ですが、できるだけ事前申込をお願いします。メール:sanka.asuhana@gmail.com、電話07037771187(児玉) 後 援 山口県、下関市、山口県教育委員会・下関市教育委員会、山口県社会福祉協議会・下関市社会福祉協議会、山口県社会福祉士会 主催・事務局 NPO法人山口せわやきネットワーク(こども明日花プロジェクト) 〒753-0047山口市道場門前1-2-19 山口市市民支援活動センターさぽらんて内 〔問い合わせ〕 児玉(携帯 090-8065-1481) メール:info@asuhana.org
リクルート次世代教育研究院小宮山院長がお越しくださいました
リクルート次世代教育研究院院長の小宮山利惠子さんが山口県にいらっしゃるということで、 こども明日花プロジェクトのスタッフとの意見交換会を行いました。 小宮山さんはリクルート次世代教育研究院の院長として、教育とテクノロジーの融合を通じて、次世代のこどもたちへの教育を研究、開発そして、世界に広めていらっしゃいます。 リクルートが取り組む教育事業には"スタディサプリ"といって小学校から高校までの動画でを1万本以上収録した教育プログラムがあります。一般のこどもたちのみならず、生活困窮世帯の子どもたちにとっても有効な使い方はできないか、基礎の学び直しや受験対策など、学習支援の分野でどのように取り組みを行うべきか、などを話し合いました。 全国での取り組み、明日花の現状を踏まえながら、大変有意義な意見交換の場になりました。 今後何かしらの形で、事業に反映させていけるのではないかと思います、 ●スタディサプリとは? https://studysapuri.jp/
【学習会・居場所つくり34週目 12月16日】
クリスマス前ともあり、各学習会、なのはなクラブ共にクリスマス色の濃い時間となりました。 クリスマスケーキの差し入れあり、お菓子の入ったプレゼントあり、ドーナッツにデコレーション体験など、ボランティアのみなさんが子どもたちのために考えてくださったサプライズがとても嬉しかったです。ご協力いただいた皆様本当にありがとうございました。 学習会では、中学生を中心に冬休みの宿題や受験対策を行いました。気温も下がり、家から出るのが億劫になる時期ですが、皆がいる場にきて勉強し、皆と一緒にご飯を食べる、、、そんな日が週に一回あるだけで、少し気分が明るく、暖かくなるような気がします。中三生は休憩も取らず受験勉強を頑張っていました。 なのはなクラブでは、室内あそびが中心でした。なのはなハウスはボラさんから頂いたクリスマスツリーやデコレーションを飾りました。家庭の事情で季節の行事に参加できない子もいます。なのはなクラブでは、クリスマス前の夕食会、そして餅つきなど、こじんまりとですが、家庭のような雰囲気で子どもたちを迎えたいと考えています。 学習会は今年最後の開催でしたが、冬休みに3日間ほどなのはなハウスをオープンにして、お昼つきの自習会を行います。 ボランティアで手伝います!という方がいらっしゃったらvol@asuhana.orgまでご連絡ください。
【学習会・居場所つくり33週目 12月9日】
学習会では、3カ所とも久しぶりの顔もあり、元気そうにしている姿を見てホッとしました。 ボランティアさんも、各学習会に同じ顔ぶれを揃えるようにしたので、子どもとボラさんの距離も縮まってきているように感じます。中3生は受験勉強のため、マンツーマンの指導をしてもらいました。 なのはなクラブでも、久しぶりの顔が揃いました。室内での遊び、勉強が中心でした。小学生女子は人狼ゲームという遊びをしていました。過激な言葉が出てきたり、嘘をついたりすることを助長しかねないゲームなので、今後の対応を気をつけようと思います。調理ボランティアさんは、子どもの苦手なイワシをハンバーグにして食べやすくしてくれました。子どもたちも美味しいとしっかり食べていました。いつもありがとうございます!